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2024年7月6日土曜日

読書 朽ちていった命:被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)

 久しぶりに紙の本を買った、Amazonで。電子版が出ていなかったので。

1999年に起きた東海村のJCOで大量の放射線を浴び、東大病院に入院その後死亡した患者のルポ。

最初は看護師と話ができるくらいだったらしいが、3ヶ月で絶命、放射線は染色体を破壊し身体が内側から溶けていくのだ。人の身体は3ヶ月で細胞が入れ替わるというが、そのプロセスが止まると凄惨なことになり、医療は全く役に立たないのだ。

原発の安全性もさることながら、供給されるウラン燃料の製造過程もキケンだらけ、発電後に出るゴミも行き場がない、やはり原発は問題だらけだと思う。

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