2024年2月24日土曜日

映画 アフターサン

ビデオカメラがテープをローディングする時の音が懐かしい。ウチにもソニーのカメラがあったが同じ音がしてテープは100本近くある。大人になった娘が父親が撮ったテープを見返すという設定だが、ウチの娘はそのテープ(というかパソコンに取り込んだデータ)を見て何か思うようなことがあるだろうか?

昔の撮った動画は時々、思い出したようにMP4に変換して家族LINEに流すととても懐かしいのだが、この映画の家族は離婚しちゃったのでそんな遊びも出来ないのだな、つか物語の中では語られないのだが、もっと深刻な出来事を予感させる台詞が処々にあって、謎解きがされないから後味が悪い。

映画の中の設定は11歳の女の子だが、日本だと小学5年生か、まだ一緒の布団で寝ていたような時期かもしれないが、ムスメというのは父親に曰く言い難い感情を呼び起こさせる存在だなと思う。でもまあタイヘンだったけど、一応父親業は無事終わったよな、とかそんなことを考えた作品。映像が美しい。


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