2022年8月29日月曜日

読書 ロケット・ササキ: ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正 (新潮文庫)

シャープの副社長の評伝なのだが、ジョブズの評伝以上に波乱に富んでいて面白い、多少は誇張しているのだろうが、アップルやマイクロソフト、インテル、サムスン電子、今や世界を牛耳る企業の創業者との出会い、電卓戦争。そういえば答え一発カシオミニ12800円は実家にもあったが、今や300円で売っている。そのうち、ノートパソコンも1000円くらいになるかもしれない。

そして今やシャープは今や台湾企業の子会社だ、電子レンジ、フロントローディングのVHSビデオ、液晶ビューカム等など、一風変わった商品を売り出す関西企業だが、西田辺の池の畔の本社も今は移転してしまったらしい。

NHKで放送された「電子立国日本の自叙伝」という番組があったが、その看板も今や過去のもの、PCもスマホもOSもメモリもオフィスアプリも国産のシェアは極めて小さい。IT小作農から脱却できる日は来るのだろうか?

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