2021年11月10日水曜日

業界研究 IT業界

転職に欠かせないのは業界研究。伸びている業界は求人数も多く、給与も高い傾向がある。30年前の新卒採用の時にはやったかもしれないがそんな前のものは全く役に立たない、業界地図が一変しているのだ。新卒向けの業界研究本を1冊買って、イチから調べ直した。

今まで働いていた業界に未来があるようなら、その業界で働き続けるのも良いと思うが、書店業界は20年以上も右肩下がりで縮小を続けており、求人も少ない、潜り込めたとしてもまた同じ撤退戦に参加するだけだと思ったので最初から除外することにした。

・IT業界

自分には何ができるか考えたとき、頭に浮かんだのはコンピューターに関係する仕事。30年前に新卒で就職活動をしたときに某システム会社の内定も得ていて、内定者の懇親会などには顔を出していたが最終的にお断りをしてしまったのだ。

今でもITパスポート試験に受かるぐらいの知識と経験はあるが、プログラムを書いたり開発することはできない。しかし書店の仕事の中ではレジやパソコンのトラブル対応は毎日のようにやっていたし、趣味ではパソコンを組んだりバラしたりも、飽きずにやっている。そういえば、最近は「キッティング」という言葉があって、店に導入するパソコンはすべて同じ設定で同じソフトがインストールされた状態で情報システム部門から送られてくるのだが、それをキッティングしたパソコンと呼ぶらしい。転職サイトの検索ワードに「キッティング」を入力すると、それほど専門的でもないIT関係の仕事がいくつかヒットする。これはイケるかもしれない。

キッティングの募集を転職サイトに出していたあるIT業界の会社にメールで履歴書を送ると、返信メールでスキルチェックシートのファイルを送ってきた。自動車制御からオフコン、パソコン、OS、プログラミング言語がまで120個以上の項目があり、下記のどれに該当するかを面接前に申告せよというのだ。

A…指導的立場

B…十分な実績有り

C…多少の経験有り

D…知識有り指導頂き業務遂行可

私のAはオフィスとAdobeのソフトくらい、開発言語には全くチェックを付けられなかった。需要が多いのはSE、PMなどの開発・プログラミングに携わる仕事やネットワークの監視、セキュリティ、サポートの仕事などだが、アカデミックに知識を身に付けたわけではないのでこれは無理だ。

客先に常駐する形の募集も多かったが、客先との面接の上、一人で現場に放り込まれることもあるようなので、これも無理。常用型派遣(正社員と同じように賞与や昇給、福利厚生を受けられる)のように装って社員の募集を集め、面接を受けると実は登録型派遣であったというケースがいくつかあった。それなら自分で探しますと断ったのだが、紛らわしい。IT業界と一口に言ってもいろいろな雇用形態、職種があり独特の慣習もあってそれを理解するのに時間がかかってしまった。

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