映画は幸宏さんがほぼ出ずっぱり、料理シーンもかなりがんばっているが役者としては?マーク、セリフが聞き取れず日本語にも字幕が必要と言われた「戦場のメリークリスマス」の坂本龍一以上に危ういが、坂本は、戦メリをきっかけに映画音楽の世界に入っていき「世界の坂本」になった。
幸宏さんもこのあと何本か映画に出ていて、最近では大林作品「海辺の映画館―キネマの玉手箱」にも出ていたが、なんかワケのわからない役柄だった。同じくYMOの細野さんは「居酒屋兆治」に出ていて、YMOが映画に接近していた時代だったな。
内容は、うーん、楽しめるのは大林ファンと幸宏ファン限定かな。当時は相当人気のある組み合わせだったがヒットはしなかったらしい。
出演者もゴウカ(泉谷しげる、三宅裕司、丹波哲郎、、、)だし、幸宏さんはオシャレだし、笑えるところ、泣けるところもあるんだけどねえ。ニットを腰に巻くとか、今見ると80年代の風俗がなつかしい。
同時期に公開の「さびしんぼう」は、笑いと涙がいい感じにミックスされていたのだが、こちらはその配合をちょっと間違えたようで、笑いはわざとらしく、涙するほどでもない結末は大林映画らしくない一本。
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