2021年10月11日月曜日

読書 『中高年ブラック派遣――人材派遣業界の闇』

中高年ブラック派遣
著者は私よりは一回り上の世代、昭和31年生まれで東京大学文学部卒業後、1980年毎日放送入社。アナウンサー、記者として勤務後、身内の介護のため退社。以後、派遣労働者として働きながら執筆活動に入る、とある。

この本は、著者が体験し派遣先での体験が元になっているのだが、恫喝にパワハラ、不払い、ピンはね、不正などなど、ホンマかいなと思うが、Amazonのレビューにはあるあるの共感のコメントが多数。

前職でも派遣スタッフを採用したことがあって、年末年始のイベントでどうしても手が足りないところを、依頼すると魔法のようにヒトを集めてくるのでだが、コスト的には直接雇用の方が安かったので、それほど頻繁なお取引には至らず。

が、その裏側に透けて見えるピンはね構造はなんとなく感じていた、パワハラとかはなかったと思うけど。そして派遣スタッフが多くなればなるほど、不正規雇用が多くなるというスパイラルをこの本は指摘している。

職探しをしていても派遣の仕事はいっぱいあってウエルカムな雰囲気、実態は知らんけど。そして正社員募集にどんどん落ちていると、派遣もありかなって、思っちゃうよね、まだ登録していないけど。

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