2021年7月9日金曜日

読書 小説 天気の子

映画は一昨年見ているのだが、今になって監督みずから執筆した原作小説を読んで見る。「君の名は。」は原作があたかも副読本のようになっていたのだが、今回は映画そのままの原作で安心したというか、肩透かしというか。

小説として完成度は高いと思う、人物の内面の描写、映画で再現されていた美しい風景は、言葉が最初にあってそれを映像にしたものではないかな。が、読了してからまた録画を見ると、映画がずいぶん子供っぽく見えるのは目が大きいキャラクタとアニメ声のせいか、つか、アニメは元々お子様のものだけどねえ。

島から出てきた帆高は、東京の何もかもが珍しく感じるのだが、何十年か前にこんな感じ方したよなあ、と我が記憶をまさぐってみる。今やもう逃げ出したいくらいのものだけども。

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