2021年4月17日土曜日

母親のこと その2 引っ越し作戦を考えてみる

アパートを決め(何件も断られ)、入居日が決まったらガス、水道、電気の契約をし(今はネットでできる)、電気屋に行って冷蔵庫と洗濯機と電気ポットと炊飯器を買って配送の手配をし、今度は百円ショップとスーパーとニトリに行って細々したものを買い揃えた。自分の引っ越しではない、母親がこの春から一人暮らしをするのでその準備だ。

入居を断られるのは高齢が理由、若いサラリーマンでも老人でも家賃は同じだから、この時期(3月の繁忙期)わざわざ老人を入居させる大家は少ない。

高齢者には高齢者優良賃貸住宅やケアハウスなど公的な住宅もあるのだが、住民票がないと応募もできないところが多く、今回は若干急ぐこともあって見送りだ。URは駅チカ物件が多く、若干高い。

息子であるワタシが大阪から引っ越して来たときは冷蔵庫とダンボール箱20個ほどが全財産(パソコンはPC-8801mk2があった)、窓にはカーテンもなく、最初の日の夕ご飯は立って食べたものだが母親にそんなことはさせられないので、カーテンも買って、テレビやちゃぶ台はウチにあったもを寄贈し、トイレットペーパーや米や醤油は買っておいた。上京して31年目の春に、母親が上京する新生活の用意をしているなんて。

希望に溢れた新生活ではない、かもしれないが、コロナ時代には感染リスクは低いかもしれないし、一人で何でもできるヒトなのであまり心配はしていない、いや心配だな。独居老人というと暗いイメージだがそのほうがシアワセという調査結果もあるようだ(ただし地元に住んでいることが条件)

落ち着いたら温泉にでも連れて行って、親孝行のマネごとでもしてみるか。(画像は93年頃の当時住んでいたアパートの様子、洗濯物と新聞が溜まっている)


0 件のコメント: