2020年9月13日日曜日

読書 昭和16年夏の敗戦-新版

猪瀬直樹の40年近く前の作品が文庫化、そしてベストセラーになり、高評価を得ているのだからちゃんとした本は時代を超えるのだなあ、と思う。

300万人が犠牲になった太平洋戦争は「総力戦研究所」が敗戦必至と早々と結論づけているにも関わらず結局誰が始めたのかわかりませんという歴史は、今でもすぐに「会社が」とか言って、自分では何も考えないヒトビトや、空気で決まる総裁戦とも相通じるものがあって、日本はいつまでも変わらないのだなあ、と思った。

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