2020年7月11日土曜日

読書 トヨタ チーフエンジニアの仕事

ウチの車はマツダだ。マツダは大企業ではあるが、車のメーカーとしては規模は小さく、巨大なのはもちろんトヨタ。

トヨタの製品開発の司令塔を果たすチーフエンジニアの秘密を明かすというので買ってみたが、イマイチイメージと違ったか。

トヨタはマーケティングを徹底的にやってクルマを送り出すのだろうう、時々実験的なクルマ(OPAとかWILLとか)も混じっているけど、基本は大衆受けするクルマを作る。

だから巨大なギラギラのグリルを付けたミニバンや、ガンダムみたいなSUVや、気持ちわるい深海魚みたいな顔のハイブリッド車が量産されるのも、大衆がそれを求めているからなんだろう。

マツダはトヨタと同じことをやっても負けてしまうので、クルマ好きのためのクルマを作る。後部座席の広さとか、燃費とか、わかりやすい指標は後回しだ。そして、マツダの関係者が書く本もユニークで面白い、株価は低迷しているけどな。

著者がチーフエンジニアを務めたという「ファンカーゴ」や「bB」が出たのはもう20年近く前だ、ちょっと欲しいと思ったが買わず、ベースになった「ビッツ」も試乗するとハンドリングがフニャフニャしているので買わなかったな。

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